大名の本陣と庶民の旅籠が見学できる豊橋市二川宿本陣資料館の感想
愛知県豊橋市の二川宿本陣資料館とは、大名が宿泊した本陣、庶民の旅人が利用した旅籠屋・清明屋、そして資料館を併設した施設です。
特に東海道の本陣の建物が現存しているのは、二川宿と草津宿(滋賀県草津市)だけです。
東海道ウォーカーはもちろん、江戸時代が好きな方にはオススメの二川宿本陣資料館。
どんな施設なのかチェックしてみましょう!
二川宿本陣資料館への行き方を説明します。まずは電車編。
電車でアクセスする場合は、最寄り駅のJR二川駅で降りて、そこから歩きます。
徒歩だと所要時間は約15分くらいです。
次に車でのアクセス方法ですが、カーナビ検索で二川宿本陣資料館と入力すると出てくると思います。
ロードマップで行く場合は、住所をチェックして行ってみましょう。
豊橋市二川町中町65
まずは二川宿本陣資料館の資料館の中。ここは2階建てになっており、江戸時代の東海道の旅について学べます。
こちらは入館料金。入り口で料金を支払います。
これは二川宿本陣に宿泊した大名と回数。
記録が残っているので、どの大名が何回宿泊したのかがわかるんです。
個人的に好きなジオラマ。宿場の様子がよくわかります。
本陣に隣接する様に建っている旅籠屋・晴明屋。
実際に使用されていた旅籠を資料館にしたもので、まずは入り口には当時の様子を人形で再現してあります。これは宿に着いたばかりの旅人が足を洗っている様子。
こちらは台所。かまどがありますね。
旅籠屋では基本、夕と朝、2食が出されました。煮物と魚の一汁二菜、もしくはもう一品付く一汁三菜が多かった様です。
そして本陣。本陣とは簡単にいうと、宿場で最高級の宿(旅館)。基本、大名一行しか泊まる事ができません。
こちらは上段の間。大名が休息する部屋です。
他の部屋より一段高くなっており、床の間・書院を含めた書院作りになっていました。
二川宿本陣資料館の所要時間ですが、資料館+旅籠屋晴明屋+本陣の3つ合わせて、ざっと巡って約30分。じっくり巡ると約1時間は必要だと思います。
私の感想ですが、二川宿本陣資料館は、街道に興味がある人や東海道を歩いている人、また江戸時代が好きな方は学べるし楽しめると思います。
その理由は、展示説明のわかりやすさです。
あと旅籠屋・晴明屋と本陣の建物は貴重なので、隅々まで見ておくのもよいですね。
周辺の東海道二川宿とセットで訪れると、半日は楽しむことができると思います。
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