東海道新居宿の旅籠がそのまま!湖西市・紀伊国屋資料館の感想
静岡県湖西市の紀伊国屋(きのくにや)資料館は、旧東海道にあった旅籠(はたご)を資料館にした建物です。
※旅籠(はたご)とは、現代でいう旅館の意味
東海道を旅する人にとって重要な旅籠。紀伊国屋は徳川御三家紀州藩の御用宿にもなっていたので、本陣みたいな役割でもあったのでしょう。
ではどんな旅籠だったのか?早速、チェックしてみたいと思います!
紀伊国屋資料館への行き方を説明します。
紀伊国屋資料館は新居関資料館から徒歩3分ほどの所要時間で着きます。
住所と地図を貼っておくので参考にしてみてください。
静岡県湖西市新居町新居1280-1
車での行き方について。車で行く場合、新居関所資料館の駐車場を利用できます。
入場料も共通券だとお得なので、2つの資料館まとめて巡ってみましょう。
それでは館内に入ってみます!その前に料金表をチェック。私の感想ですが、新居関所資料館とセット券がお得です。
そして入り口、福助がお出迎えです。ここから履物を脱いで中に上がります。
壁に簡単な説明パネルがありますが、その中でも目を引くのが大正時代の紀伊国屋。外観ほとんど変わっていないですね。
かつて紀伊国屋にはいくつかの部屋がありました。ここは床の間があるので少しランクアップの部屋でしょうか?
こちらは厠(かわや:トイレ)。現在では使用不可。
浴場もあります。といっても大きな桶がひとつポツンとあるだけですね。
また五右衛門風呂みたいに下から火で沸かすタイプではないので、熱湯を運んで桶の中に入れたのでしょう。
台所。棚の中には食器も入っています。
紀伊国屋資料館には江戸時代の食事を再現したディスプレイがあります。
紀伊国屋があった東海道新居宿はうなぎが名物でした。
当然、紀伊国屋でもうなぎが出されていたワケですが、当時のうなぎのタレが発見されたのです!
中央の瓶(かめ)の中をよく見てみると…何やら黒いカタマリがあります。実はこれ、江戸時代のうなぎのタレなんです。
なぜこれがそのまま残っているのかよくわかりませんが、食べれないけれど貴重なものを拝見させてもらいました。
紀伊国屋は2階建ての旅籠で、現在でも階段を使って登ることができます。
階段を上がると周辺にいくつかの部屋がありました。
ふすまで仕切られており、音は伝わるのでしょうが、江戸時代の人たちは生活音に慣れていたといわれてます。
紀伊国屋資料館の所要時間は約30分もあればゆっくり見ることができると思います。
また私の紀伊国屋資料館の感想ですが、ここは江戸時代の旅籠(はたご)の様子がよく分かるので、新居関所資料館とセットにするのがオススメです。
あとうなぎのタレはなかな見ることができないので、話やブログネタにもできますね!
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