屋根神様とは何?なぜ信仰してるの?どこで見ることができる?

屋根神様とは何?なぜ信仰してるの?どこで見ることができる?

屋根神様とは何?なぜ信仰してるの?どこで見ることができる?

 

 

街道沿いの民家をよく見てみると、2階建ての1階部分に祠(ほこら)がある家がチラホラあります。

 

 

これは屋根神様(やねがみさま)というもので、尾張地区、名古屋市、岐阜市辺りで見かけます。逆に愛知県でも西部の三河地区では見かけません。

 

 

屋根神様とは何なのか?なぜ屋根の上に神様がいるのか?街道ウォークで気になる屋根神様について調べてみました。

 

 

 

 

 

主に3つの神様


屋根神様といっても1つの神様ではなく、次の3つの神様のいずれか、もしくは複数を祀ってあります。

  1. 火防の神・秋葉山
  2. 夏の疫病除のご利益がある牛頭天王
  3. 地元の大社・熱田神宮

秋葉山とは静岡県浜松市天竜区にある火防の神様のことで、江戸時代に大火に遭った歴史がある地区では特に信仰されています。

 

 

牛頭天王(ごずてんのう)は疫病から守ってくれる神様と信じられており、総本社が愛知県津島市の津島神社です。

 

 

熱田神宮は三種の神器の1つである、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀る神社で、名古屋市熱田区にあります。

 

 

 

 

 

 

なぜ屋根に?


ではなぜ屋根に祀られているのか?という疑問ですが、これはいくつか理由があります。

 

 

まず宿場では家が密集しており、祠を設置する土地や資金に余裕がないので、家屋の屋根に置いたという説。

 

 

もうひとつが屋根神様が祀ってあるほとんどは濃尾平野で、常に大雨による浸水の恐れがあったので、大事な社を水没させないために屋根に上げたという説もあります。

 

 

実際に平成十二年(2000)9月、大雨により現在の愛知県清須市の新川の堤防が決壊し、清須市(当時は清洲町、新川町、枇杷島町)〜名古屋市西区あたりの民家が浸水した事があります。

 

 

 

 

 

 

信仰は薄れている?


街道ウォークではよく見るほうと思っていた屋根神様ですが、その信仰は年々薄れているそうです。

 

 

家の建て替え、老朽化した屋根の吹き替え、また町の開発等により、屋根神様の数は休息に減っているとか。

 

 

また屋根にあるので維持管理にハシゴを使うなど、高齢化が進む中、危険な事もあるみたいです。

 

 

いつまで見ることができるかわからない屋根神様ですが、これも土地ゆかりの神様なので、街道ウォークの際に見つけてみましょう。

 

 

 

 

 

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